泉南・岡田浦でわかめの命を繋ぐ
「明るい水産業を創る会」では、毎年「わかめの養殖体験」を行っています。「明るい水産業を創る会」のフェイスブックページは、
です。どうぞご覧ください。過去の活動や、今後の予定が発信されています。
わかめ種付け体験
11月30日(日)に、泉南市岡田浦漁協前にて、わかめの種付け体験を行いました。
開催日:2025年11月30日(日)
場所:大阪府泉南市 岡田漁港
主催・協力:明るい水産業を創る会 岡田浦漁業協同組合
参加者:市民・子ども・関係者など
天候・気温: 晴天 20℃

冬の訪れを感じる11月の朝。この日は晴天に恵まれ、とても暖かい一日となりました。大阪府泉南市・岡田浦漁港の岸壁には、漁師さんと市民ボランティア、
そして子どもたちの姿。この日は「わかめ養殖体験・種付け編」。海に新しい命をつなぐ作業が始まります。

わかめ種付け体験スタートです。
漁協の方々が準備してくださったのは、ロープに芽のついたわかめの「種糸」。一見するとただの細い糸ですが、
これが数ヶ月後には立派なわかめへと育ちます。子どもたちは興味津々で糸を触りながら、「これがほんまに食べられるようになるん?」と笑顔。
海面に浮かぶ筏に丁寧に糸を巻きつけ、ロープを海に沈めていく作業。その一つ一つに、未来の“豊かな海”への願いが込められています。


たくさんの参加者に漁師さんも大喜び
「わかめの種付けはな、冬のはじまりみたいなもんや」
岡田浦漁協の東さんは笑いながらそう話してくれました。
「昔に比べたら、海の様子はずいぶん変わった。でも、こうして一緒に作業してくれる人が増えてきたのは嬉しいことやね。」本当に今年は、口コミやSNSからの応募も増えてにぎやかな体験会になりました。
種付け体験の後は、海のごみ拾い
みんなで楽しく、種付けをした後は、わかめや、魚が元気に育つように、海岸の清掃。ごみ袋をもってみんなでごみを拾うと、30分ほどでたくさんのごみが集まりました。


一仕事終えて、みんなで記念写真と、休憩の飲み物をいただきながら海洋プラごみのお勉強
みんなでごみを拾った後は、海洋プラごみのお勉強。何気なく捨てたプラごみが、魚や海鳥などの生物に悪影響を及ぼしていることを学びました。


まとめ:里海としての岡田浦
“里海”とは、人の手が海の生産性を高め、自然と共生する海のこと。
岡田浦のような漁港で、市民と漁業者が一緒に手を動かす姿こそ、「現代の里海づくり」の原点かもしれません。
春には収穫編も予定されています。わかめの成長を見守りながら、この活動の輪をさらに広げていきたいと思います。
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筆者:白川 光弘
(里海未来ラボ/明るい水産業を創る会)
🌊「海と魚を愛するすべての人とともに」
https://satoumi-lab.com/

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