『里海』の定義と歴史
「里海」とは、人の営みと海の恵みが共生する沿岸環境のこと。日本では能登半島や瀬戸内海などで先進事例があります。
「里海」、環境省によると
「里海]
とは、「人手が加わることにより生物生産性と生物多様性が高くなった沿岸海域」のことです。以下環境省HPより引用します。https://www.env.go.jp/water/heisa/satoumi/01.html
里海は、古くから水産・流通をはじめ、文化と交流を支えてきた大切な海域です。高い生物生産性と生物多様性が求められるとともに、人と自然の領域の中間点にあるエリアでもあり、陸地でいう里山と同じく人と自然が共生する場所でもあります。健全な里海は、人の手で陸域と沿岸海域が一体的に総合管理されることによって、物質循環機能が適切に保たれ、豊かで多様な生態系と自然環境を保全することで、私たちに多くの恵みを与えてくれます。この貴重な財産を次代へと継承するため、より多くの人が環となって「望ましい沿岸海域の環境」を維持していかなければなりません。
世界の沿岸保全の事例
イタリアのラグーン漁業、フィリピンのコミュニティ漁業なども参考になります。
日本各地の里海づくり
藻場・干潟の再生、海洋ごみ削減活動などが各地で進行中です。
大阪湾での里海の可能性
環境教育や観光と連動した「体験型水産」が未来の柱になるでしょう。先ほどの環境省の資料によれば、「大阪湾湾奥部」の、堺泉北港周辺、大阪港天保山周辺での活動が紹介されています。
大阪湾を大きないけすに見立て、魚や、海藻がたくさん生息する海にしていきませんか?
今、大阪湾ではたくさんの団体が、藻場の再生、海辺でのごみ拾い、海のそばでの様々なイベントに取り組んでいます。皆さん気楽な気持ちで参加してみませんか?
私も今月、ある団体のごみ拾いに参加します。少しづつですが、里海づくりの輪を広げていきましょう。

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